学校行事 | 海外語学研修

海外語学研修

グローバル化が加速する中で、世界でも対抗できるように従来の英語を読み書きする能力だけでなく、英語でコミュニケーションをとるような実践的な英語力も必要になってきます。そして、日本での日常から切り離され集中的に語学力を高めることが出来るのが海外語学研修です。普段の生活では実現が難しい英語漬けの日々を過ごすことで、同年代の外国の友達ができ、早い時期から異文化コミュニケーションの機会が持て、視野が広がり、世界から日本を見ることができるようになります。西高の海外語学研修は、アメリカ:カリフォルニア州ロスアンゼルス市での都市研修とテキサス州サンアントニオ市でホームステイをしながら約2週間の姉妹校交流を行っています。

高山西高校海外語学研修

語学研修までの流れ

9月
参加希望者対象説明会及び参加者募集
10月
参加者の決定
10月から
事前研修(英会話、マナー、アメリカ文化について学習)
1月
現地での研修(帰国後、研修内容を報告するためにプレゼンテーションを作成)

高山西高校海外語学研修

海外語学研修行程 ◇アメリカテキサス研修◇

日程内容
1日目

午前:高山よりバスにて羽田空港へ

午後:羽田空港より空路ロサンゼルスへ/ロス到着後専用車にてロサンゼルス市内観光へ

○全米日系人博物館 ○チャイニーズシアター ○ファーマーズマーケット【アナハイム:ホテル泊】
2日目 終日:ディズニーランド観光へ 【アナハイム:ホテル泊】
3日目

ホテルより専用車にてロサンゼルス空港へ

午前:ロスより国内便にてサンアントニオへ/夕刻:サンアントニオ到着後ホストファミリーと対面

ホストファミリー宅へ【サンアントニオ地区:ホストファミーリー宅泊】

4日目

12日目

International School of the Americas 又は Johnson High Schoolにて交流活動

①通常授業へ参加 ②小旅行等のエクスカーション ③日本文化紹介などのアクティビティー

④現地交流先への表敬訪問

⑤週末はホストファミリーとの自由行動 ⑥ホストファミリーとのさよならパーティー など

【サンアントニオ地区:ホストファミーリー宅泊】
13日目 ホストファミリー宅より空港へ 早朝:サンアントニオより帰国の途へ
14日目 午後:羽田空港へ到着 羽田空港よりバスにて高山へ

高山西高校語学研修

肌で感じるということ

 私がアメリカ語学研修で一番印象に残っていることは、古本屋に連れて行ってもらった時のことです。日本の古本の値段は数百円が普通で100円のものなんかも多くみられますが、アメリカの古本屋では8ドル9ドルどころか、15ドル以上の値段で売られているものが多くみられました。また、日本では少しの汚れや折れ跡なんかで値段がかなり下がりますが、アメリカでは元の持ち主の名前や本のすべてのページにマーカーで落書きがしてあるものなんかも他のものと同じような値段で売られていました。このようなものが売れるのか?と尋ねると古本ってそういうものだから。と当たり前のように返されて国民性の違い、文化の違い、価値観の違いというのを感じました。

 他にも、お土産を購入したときに小分けの袋はつけてもらえなかったり、きれいなお札を使ったときに偽札かどうか確認されたりその場でマーカーで汚されたり、お風呂でお湯はすぐに出てこなかったりと日本では当たり前に行われていることだから海外でも同じだと思い込んでいたことが次々と覆されてカルチャーショックを受けました。そしておそらく、これらの事実は実際に現地に赴いたからこそ感じられたことでガイドブックやネットの記事を読んでもいまいちピンとこなかっただろうと思います。

 また、事前の予想とは違い、実際は言葉の壁というのはそんなに感じませんでした。もちろんホストスチューデントがいなければ買い物や観光などで困ることももっと多かったとは思います。けれども、難しい文法や単語が使えなくともお互いの気持ちを理解して、いっしょに楽しい時を過ごすことは決して大変なことではありませんでした。自分から気になったことを質問する積極性と、物怖じしない笑顔があれば大抵の人は笑顔を返してくれたし、次にすれ違った時「Hi!○○!」と声をかけてくれるようになったからです。

 最後に、日本はとても狭く、日本に広がる文化はとても奥深くて複雑です。だから私たち日本人は自分と違う文化の中で生活を営んでいる人たちがいることを机上の知識としてしか知らないのだと思いました。国外に出て、日本語以外の言語による日常の景色があって、私たちとは異なる当たり前のなか生活している人が自分と同じ時間軸に実在することをはじめて現実のこととして感じることができました。 肌で感じる、学ぶというのは今回のような体験のことを指すのだろうと思いました。

アメリカ語学研修を終えて

 アメリカ語学研修に行きました。そこで日本とアメリカの違いを感じ、驚いたことがたくさんありました。 一つ目は、人と人との距離が近くとてもフレンドリーだったところです。空港で初めてホストファミリーと会ったとき、私は緊張していたけど握手をしてくれたり、たくさん話しかけてくれたりすぐに仲良くなれました。日本人のように丁寧にあいさつするのもいいけどアメリカ人のように明るくフレンドリーに接することで緊張せず、すぐに打ち解けることができたんだと思いました。

 また、町や学校で全く知らない人から話しかけられたこともありました。これはアメリカに行って一番驚いたことです。私が、スヌーピーの服を着ていたら「その服いいね。」と何人か の人から話しかけられました。日本だったら絶対にないことなので話しかけられたとき慌ててしまいました。誰にでも話しかけることは、多くの人と交流でき、友達も増えとてもいい習慣だと感じました。知っている人にしか話しかけないのが当たり前だと思っていたけどそれは日本の中だけということが分かり、視野が広がったと思います。

 二つ目は、思ったことや、感情を思いっきり表に出し相手に伝えることです。質問されたときなど私もそうだけど日本人は曖昧にしたり、相手のことを気にしたりするけど、アメリカ人ははっきりと嫌なら嫌と伝えていました。国が違うことだけでこんなにも性格が違い、特徴が表れると改めてわかりました。

 私のホストファミリーは家族みんなが本当に大好きで大切に思っていました。見ているだけでそれがよくわかりました。毎晩全員とハグをし「ゆっくり休んでね」と伝えあっていました。日本ではあまりする人はいないけど思いを伝えることは大切だと思います。はっきり思いを伝えないからよく勘違いされることがあります。だからあんな風に思いを毎日伝え合えることは本当に素敵なことだと思いました。

 文化や食事など生活のほとんどのことが違いました。その分困ったこともたくさんあったけどその違いを感じることがとても楽しかったです。実際に英語で伝えようとしてみたら言葉が全然でてきませんでした。普段だったらできるような簡単な文でもわからなくなり、だいぶ考えてから話しました。スムーズに会話ができていたらもっと多くの話ができたと思います。できなかったことがとても悔しいです。でも、これがこれからもっと英語を勉強しよういう原動力にもなりました。言語、文化、人柄など様々なことを学べたし、本当にいい刺激になりました。最高の2週間にできました。